中国 ネットでの海外ドラマが大きく制限
【新唐人2014年9月8日】中国当局は9月5日、動画サイトが海外の映画やドラマを放映する場合、当局の許可を取らなければならないという通知を出しました。許可のない海外の番組は、2015年4月1日からネットで放映できなくなります。報道をご覧ください。
当局は公式サイトで、来年の4月1日から、許可を取っていない海外の映画やドラマはネットで放映できなくなるという通知を出しました。
北京・独立映画人 朱日坤さん
「映画、テレビには厳しい検閲があります。その範囲は広がる一方です。この措置は過去の検閲の延長に過ぎません。しかも当局は規制をいっそう強めています」
当局の通知によると、動画サイトが放映する海外の映像作品の総量は、そのサイトが1年前に放映した中国作品の総量の30パーセントを超えてはなりません。
しかし海外ドラマを愛する若者は、当局のこの措置に不満を抱くのではないかと見られます。
広州市ネットユーザー 王さん
「海外ドラマは西洋の価値観や人々の異なる理念を含んでいます。国民の思想への制御をますます強化する当局への反感を招きます。特に若者はネットで米ドラマを見て育ったので、突然 制限されたら、不満を覚えるに違いありません」
報道によると、今年4月26日から、中国で人気のアメリカのドラマ、「ビッグバン★セオリー」「グッド・ワイフ」「NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班」「ザ・プラクティス」の4作品がひそかに中国の動画サイトから排除され、ファンの怒りを招きました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/06/a1136231.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)